私は幼い頃、夏の夕暮れが大好きでした。
カナカナが鳴き始め、台所から母の包丁の音が聞こえてくる頃、小さな家庭菜園からいんげんやきゅうりをもいでくるのが、私と妹の仕事でした。
台所仕事をしている母の側で、一日の出来事を話しながら、いんげんのスジを取ったり、枝豆をむしったり、とうもろこしをむくのも私達の仕事でした。
昔はどこの家庭でも見られた光景です。
このお手伝いを通して私は多くのことを自然に学びました。
今の私の原点がこのお手伝いにあるといっても良いかもしれません。
「夏休みのお手伝い」の大切さをもう一度見直したいものです。